56枚目 値上げについて

みなさんこんにちは!

参議院選挙が有ったり、夏休みの準備があったり、関ヶ原の商品開発授業があったりと、非常にバタバタした日々を過ごしております。
そんな中、上がり続けるエネルギー価格。
それに連動して、毎週のように届く値上げのご案内。

10月には最低賃金の改定もあるので、人件費も上がっていきます。※人件費はスタッフへの投資的要素が強いので、上がってもそんなに問題は無いですが。。。

4月頃からの値上げラッシュの中、頑なに現状価格を維持してきたミスベティーですが、8月1日から価格変更することを決めました。

以前のコラムで、値上げについての考えからを書きました。
その中で「良くなったから値上げする」という事を書きました。これは消費者側が値上げに対して許容できる経済状況にある時に、値上げするのが基本的な考えという趣旨です。

果たして8月1日に経済状況は良くなっているのか。というと、おそらく厳しい状況で、本来は値上げするタイミングではないかもしれません。
いわゆるコストプッシュ型の値上げになってしまっています。
値上げをしないと事業継続に影響が出るレベルというやつです。

6月7月は特に経済が上向く要素もなく、選挙もあったため、経済対策も打たれていませんが、8月からは夏休みに入り、旅行需要などで経済が少し活性化することが予想されるため、
8月の値上げは悪い中でもタイミングとしてはましな方だと考えています。

9月に入るとプレミアム商品券などが各市町村で発行されるので、地元経済が少し動くと思います。

ここにきて、コロナの感染者がジワリと増えてきているのも気がかりですが、制限のない夏を迎えようとしている、消費者のエネルギーは凄まじい物があると思いますので、一気にコロナ前の状況まで回復すると良いですね。

さて、肝心の値上げ内容ですが、テイクアウト販売についてはほとんど変わりません。

ファミリーズワッフルという270円のカテゴリーの商品が終売になるくらいで、全体の価格はほとんど変化ありません。
ファミリーズワッフルは私自身が新しいミスベティーの価値を作るために、消費税が10%に上がるタイミングで開発した商品なのですが、パッケージ台紙の在庫が無くなり、終売となりました。

代わりに、シン・ワッフルプレゼント企画でも触れている、サンドワッフルを今後の主軸に置いています。

サンドワッフルはボリュームも丁度よく、フレーバーも一つ一つこだわりがあり、おいしいです。
何よりも日持ちが1日延びるので、手土産や通販での販売などが期待されます。
5個セット1500円(税込)と買いやすいセットがあるのも魅力です。

店内カフェについては、元々かなり安く設定されていたこともあり、これを機にサービス価格の見直しを行いました。
近隣のカフェの相場と同程度か少し安いくらいの価格帯になっています。
全体としては50円~100円の値上げ幅となっています。 ※元々だいぶ安かったので、上げ幅が大きいです。

ただし、しっかり利益を頂いていた商品などはお値段据え置きです。
安すぎて利益が出ていなかった商品やサービスのみ見直しました。

モーニングサービスやランチサービスも継続します。 平日のモーニング・ランチ時間帯 コーヒー2杯目無料サービスも継続します。
さらにドリンク代だけでついてくるサービスに1つメニューが追加されます。

ドリンク代で「いも栗ワッフル」が付いてくるサービスを実施します。

正直、利益は度外視になりますが、ぜひともモーニングサービスで食べて頂き、知ってもらいたい商品なので追加しました。

他店のようにお皿に色々と載ってボリュームがあるモーニングサービスという訳ではありませんが、おいしいコーヒーと丁度良いサイズの甘い物を食べながら朝の時間を過ごして頂ければと思います。

8月の値上げに合わせて、メニュー表や名札の作り直し POSレジの再設定 チラシの作成 取引先ごとに価格変更の通達と売り場作り 新しい商品の成分表示シールの作成
尋常な作業量ではありません。業者に委託したら数十万円かかると思います。

これを小さなお店では経営者が一人でやる訳です。

そりゃ、出来る限り値段上げしたくないですよ。 値上げに関わる手間とコストが半端じゃないし、お客様も喜ばれないですから。
だから、ある程度値上げの波を予想して、今後も上がり続けるとしたら、いくらになって、次値上げをするとしたら5年後くらいにする!っというくらいの値上げ幅で実行しないと厳しいです。
頻繁に値上げできるのは大企業の強みだと思います。

物価高の影響で明らかに以前よりも、嗜好品を購入されるお客様が減っている中、値上げすることは非常に怖いですが、上げざるを得ない状況ですので、ご理解頂けますと幸いです。