94枚目 大野バラ祭り2023

みなさんこんにちは。
ミスベティー代表の白川です。

今回は先日開催された、大野バラ祭り2023について書いていきます。

始めに今年のゴールデンウイークですが、いよいよコロナ禍が明けるという雰囲気があり、お店も催事先もすごい集客でした。
ずっとこの勢いが続けば良いと思いましたが、5月15日の月曜日から違う世界に入り込んだように、静かになってしまいました。

さて、5月13日 14日に開催されたバラ祭りですが、事前の雨予報が少しずれて、土曜日だけ良い天気になりました。
日曜日は朝から雨が降っており、どうしようもありませんでしたが・・・

最後にバラ祭りに出店したのは、5年前だったと思います。
毎年大雨に見舞われて、両日とも晴れた年は10年くらい前の初出店の時だけです。

久々の出店ということで、前から感じていたバラ祭りの課題点を改善できるような企画を考え実施しました。
それは「地元の中学生の販売体験」です。

バラ祭りは関西方面からも集客がある、大野町の目玉イベントですが、地元の子どもたちが遊びに行くと1時間程度で帰ってくるちょっと残念なお祭りになっていました。
冷静に分析すれば当然なのですが、メインコンテンツがバラ苗の即売会とバラ公園の鑑賞ですから、地元の人やこどもたちには、あまりヒットしません。
小規模な公園ですから、30分もあれば隅から隅まで堪能できると思います。

バラ苗を目的に来場されているので、地元商店が集う物販飲食ブースへの関心は薄く、コミュニケーションが生まれる雰囲気ではなく、まるでショッピングセンターで購入するお客様に呼びかけているような、売り手と買い手に分かれた空間です。

せっかく大野町を代表するお祭りなので、観光客と地元住民のコミュニケーションが生まれる場であったり、子どもたちが楽しい場であって欲しいと思います。
もし地元の中学生が一生懸命販売していたら、誰もが思わず声をかけてしまうのではないかと考えました。

中学生の長男に「友達でワッフル販売体験をしたい子がいないか聞いてみて」とお願いしました。
最近スマホをゲットした中学生たちは、お互いに連携を取り合い、7人くらいの参加者とそれに関心を持って、遊びに来てくれるグループを作ってくれました。
lineグループを作成して、当日の準備などを連絡し合ったそうです。

ミスベティーのスタッフが着用しているオリジナルの帽子とエプロンを着させてあげて、いざ販売開始。
土曜日は晴れていたこともあり、すごい集客の中、元気よく楽しそうに販売してくれました。
狙い通り、中学生が販売していることで町内の学校の先生や、販売している子の家族とのコミュニケーションが生まれて、とても思い出深い内容となりました。
長男もよほど楽しかったようで、朝から夕方まで一日バラ公園にいました。

翌日の日曜日は100%雨予報でしたが、よほど楽しかったようで、土曜日のメンバーがそのまま日曜日も遊びに来てくれて、まだ体験していない子を中心に販売体験にも加わってくれました。

1~2時間程度の販売体験のお礼に、クレープの無料券をプレゼントしました。

後日、無料券を握りしめた中学生10人がお店にクレープを食べにきました。
これも一生の思い出に残る、青春の一ページになったと思います。

地域のお祭りやイベントに、地域住民が不在になっていたり、来場者は地元の人だけど、特にコミュニケーションが生まれる訳でもなく、消費者としてその場にいるだけの違和感。
子どもたちは敏感で、その違和感がある場所だと つまらない といってすぐに帰ってきてしまいます。
出店者も来場者も楽しい、素敵なイベントになるように、出店者の立場から色々と行動を起こしていきたいと思います。

ちなみに・・・
「中学生を働かせるなんてけしからん」「町の許可は取っているの?」「子ども使って集客している」みたいなクレームが入るかと思いましたが、何事もなく終えることが出来て安心しました。
お客様にご迷惑が掛からないように、指導係りのミスベティースタッフを2人付けて、事前にユニフォームを用意して、中学生でも分かりやすい商品構成と販売スタイルにして、万全の準備で販売体験を企画しています。
また、誰でも参加ではなく、理解のある知人が参加しています。