1枚目 ブランドリニューアルについて

こんにちは!

初回投稿なので、連続して記事を書きます!

ちなみに記事の更新頻度は週1ペースを目指しています。
あまり長文にならず スマホでも見やすい分かりやすい文章を目指します!

さて、記念すべき第1回の内容は「ブランドリニューアルについて」です。

 

すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、ミスベティーのホームページやロゴが新しくなりました。
昨年の秋くらいから少しずつ変えていき、紙袋や箱、スタンプカード、ショップパンフレット、食べ方シートなど 細部に渡って新しいブランドデザインで統一されています。
とてもお金がかかる作業でした・・・ 出来ればあと20年くらいはこのブランドデザインで頑張りたいと思うほどお金かかりました・・・

では、なぜそこまでして、ブランドをリニューアルする必要があったのかについてお話します。

お話の要点
①ミスベティーって1994年からやってるよ
②当時のコンセプトのまま 2020年迎えたよ
③お客様が描くミスベティーのイメージが 時代の流れと自然に融合して新しい価値を作っていたよ
④ピンク! 黄色!じゃ 新しい価値に対応できないよ
⑤ブランディングデザインとの出会い
⑥コロナ禍襲来 事業再構築に向けて支援を受けたよ
⑦新しいブランドイメージで再スタート←今ココ

すでに長文になりそうですね。 スマホの方はタブレットから開きなおした方が良いかもしれません。

 

①ミスベティーの始まり
ミスベティーは1994年に岐阜柳瀬で生まれました。
結構有名な話なので、40代以上の方だと知っている方が多いかもしれませんが お決まりのストーリーです。
始まりは4人の学生からでした。 当時、大垣女子短大に在籍していた4人の女学生が卒業とともに事業を興します。
移動販売車でワッフルを販売するという、当時では先進的で画期的な事業でした。
その事業が成功し、柳瀬商店街にミスベティー1号店がオープンします。
テレビや新聞で連日取り上げられ、毎日すごい行列だったそうです。
当時FCビジネスの最盛期でしたから、ミスベティーもチェーン展開し、東海三県に10数店舗まで広がりました。

(そこからどうして ミスベティーが揖斐郡大野町に1店舗だけになったのかは、別の機会にお話しします。)

 

②学生の始めたビジネス コンセプト設計
私がミスベティーに関わりだしたのは、2005年頃からで18歳になる前だったと思います。
当時ミスベティーのフランチャイズチェーンの子として、営業を続けていたミスベティー大垣駅前店
その2階を整理していた時に、ミスベティーフランチャイズチェーンのマニュアルと募集チラシを見つけました。
マニュアルはフランチャイズチェーンの専門家が作ったような分厚い冊子群で、文字ばかりでちょっと読むのをあきらめる内容でした。
流し見した感想では、かなりしっかり作り上げられていましたが、どの業種にも適応できそうなマニュアルで、ミスベティーに合わせた物ではないなって感じたのを覚えています。
もう一枚見つけた ミスベティーフランチャイズチェーンの募集チラシの中身が重要でした。

そこに書かれたいたことを一言でまとめると
「アメリカンサイズのボリュームたっぷりワッフルを学生でも買えるお値打ち価格で提供!」
というようなものでした。

1995年頃に作られたチラシだったので、2005年当時でも10年前の古い物でした。
そこに書かれていたワッフルの値段は一個136円 ドリンク250円 (これは安い・・・) 
その価格で提供しても材料費率が30%で収まるから優秀なビジネスモデルだ! というような内容でした。  

このビジネスモデルが成り立つかどうかは別として、このチラシを見て、創業者4人の想いが伝わったように感じました。
「学生が同世代をターゲットに、新しい時代のお菓子を学生でも買いやすい価格で提供すること」をコンセプトにお店を始められたのではないでしょうか。

創業者の方に当時のコンセプトやフランチャイズ展開の時の裏話などを聞いたことが無いので、このチラシの内容が自分にとってのミスベティーのルーツとなりました。

さすがに2005年の段階で当時の価格を維持している物は少なくなっていましたが、まだまだ破格のお値段でワッフル販売を続けていました。
もしかすると、この記事を読んでくださっている方にも、当時のお値打ちなイメージを持たれている方もいるかもしれません。

そのような「学生目線」の「低価格路線」というイメージを裏付けするように、1994年当時の若者POPカルチャーの象徴的な明るい色のピンクと黄色がコーポレートカラーとして使われていた訳です。

そのブランドイメージのまま紆余曲折、波乱万丈ありましたが、2020年まで営業を続けてきました。

 

③懐かしいミスベティー
2020年のミスベティーは「懐かしい」とよく言われていました。(今もですが。。。)
当時最新のお菓子を求めて行列に並んだ学生たちが、今はお父さん、お母さんとなり、人によっては、おじいちゃん。おばあちゃんになられたようです。
おいしかった思い出や、当時並んで買った時のことをよくお客様から教えて頂きました。
そんな感じで地域に根付いたお店として、親子の想い出としてワッフルをご購入頂く。 ミスベティーブランド自体がお客様の中で想い出と結びついて新しい価値を生み出すようになっていました。

 

④お客様に合わせたサービスと品質を追求したら気が付いたこと
当時からメインのターゲットが変わっておらず、ミスベティーのお客様は40代前後の方が多いです。 スタッフ・関係者も同世代です。
ある時、私は悟った「ピンクと黄色のロゴマークを使用したデザインやサービスを作ることが難しい」と
1994年当時の学生に向けて作られたロゴデザインを、2020年に大人のお客様へ適応させることに限界があると気が付きました。

 

⑤新しいロゴデザインを作ることの難しさ
今の時代やお客様に合ったロゴデザインを作ろうと一念発起して、ロゴのコンセプトをまとめ、デザイナーに依頼するのですが、どれもピンと来ませんでした。
なんというか、ロゴだけが新しい物になっても、お客様の中にあるミスベティーのイメージやこれまで活動してきたことを表現できないのではないかと感じるようになりました。
ブランドイメージとロゴデザインを連動して、統一感のあるブランド形成が出来ないものか? とグーグル先生に「ブランド デザイン」で検索しました。
そこには「ブランディングデザイン」というワードが広がっていました。 (今の世の中なんでもありますね。 みなさんも思ったことをそのまま検索すると答えが見つかるかも?)

ブランディングデザインとは、簡単に言うと企業のブランド戦略をデザインを通じて、意識的にコントロールする考え方だと認識しています。
ここでいうデザインとは、設計するという意味合いが強く、設計した成果物がロゴマークやチラシとなってアウトプットされる感じです。

ミスベティーのこれまでの歴史やお客様の想いを踏まえ、新しい時代のミスベティーの在り方をブランド戦略の中でお客様にお伝えする。

その基盤として、ロゴからデザインしていきました。


 

⑥ブランド戦略ってお金がかかる
ロゴが完成したら、それに合わせて 包装資材、ホームページ、什器類、店内の内装など すべてを統一したイメージで構築していきブランドを形成していきます。
これにお金がかかりました・・・ 
コロナ禍の経済対策で様々な補助金や融資を利用することができ、一気に刷新することができました。

余談ですが、ミスベティーもコロナ禍の影響を大きく受け これまでのビジネスモデルが崩壊しました。
運良くブランディングデザインを進めていたため、比較的早い時期に、思い切ったビジネスモデルの転換が実施できました。

 

⑦2021年3月ついに完成
2020年の5月から本格的にブランディングデザインを実施し、2021年3月にホームページをリニューアル、通販サイトも立ち上がりました。
インスタグラムにも力を入れ、新しいお客様の獲得にも積極的に活動しています。

簡潔にまとめると
「長くやっているお店は ブランドイメージ自体を刷新する必要が いつか やってくる」
「コロナ禍で、いつか が 今 になった」
「これまでのお客様を大切にしながら、新しいお客様を獲得していく新しい時代のミスベティーを目指してます!」

以上がブランドリニューアル実施までの経緯と目的になります。

 
とても長い文章になってしまった。 最後まで読んでくださった方ありがとうございます。

素人が書いた長文って読むに堪えないですね。

ブランドリニューアルの成果 お客様への影響(メリット)についてはまた別の機会にお話します。

次回は「スタンプカード」について書きたいと思います。