53枚目 THE ICHIGO MILK 商品開発の裏側

みなさんこんにちは!

6月25日(土)から販売を開始する「THE ICHIGO MILK」についてお話したいと思います。
名称は「ザ・イチゴミルク」です。本来は「ジ」になるのですが、後ほど説明する理由から「ザ」となっています。

このコラムでも少し触れていた、ただいま企画中の面白い商品というのがコレです。

以下 開発の経緯
3月頃にJA揖斐川の販売課の方からご連絡を頂き、大野町産の冷凍苺の存在を知りました。
いわゆるB品などの出荷に難しい物をJAが一括して買い取り、ヘタを取って、洗浄してから冷凍しておくという、食品ロス対策に繋がる商品ですね。
しかし、冷凍苺の使い道を考えた時に、ジャムにするか、アイスクリームなどの原料にするかくらいしか、思い浮かばないですよね。
加工品の原料として使い道が見つかれば良いのですが、今のところ使用料よりも生産量が多く、B品の買取を制限する状況になっているようです。

※農家さんからするとB品の出荷が出来るとありがたい人もいれば、A品と収穫の手間は一緒なので、利益の薄いB品の出荷をしない人もいるそうです。
今回の内容は、農家さんの為というより、食品ロス対策として記述しています。

少しでも冷凍苺の出荷先を見つけようと、販売課の方がミスベティーのような飲食店にもお声掛けする営業活動をされていたようです。
しかも、冷凍苺の出荷量、大野町が一番多いということで、大野町のお店としてなんとか使用量を増やしたいと思い、商品開発に取り掛かりました。

ミスベティーでも地元苺をジャムに加工して、園児向けの無料配布に使用していますので、そちらに使えるので単純に仕入れとして助かったりもしましたが、やはり100kgとか大きい量は使わないため、
苺自体をそのまま食べるような、消費量の多い用途を考える必要がありました。

「冷凍苺その物をかき氷みたいにスイーツにしたら消費量増えるし、真似するお店が出てきたら、地域全体の消費量増えるのでは?」
という、発想に至り
冷凍果物をそのままスライス出来るマルチスライサーを取り寄せました。

長野とかの果物がおいしい観光地いくと、果実まるごとかき氷みたいな商品みたことありませんか?
あれを地産地消メニューとしてカフェでやってしまおうと考えたわけです。

大野町の特産品開発補助金などを使って、機械の購入代を浮かせる予定だったのですが、採択が秋以降になるということで断念。
夏場の1メニューのために機械を購入するのは、まともな判断ではないですが、
地産地消、食品ロス対策のためなら、先行投資を厭わないミスベティーだからこそ実現したメニューだとも言えます。

肝心のスライスした苺ですが、一番味が乗っている苺をそのまま冷凍してあるので、スライス状態でも「苺感がすごい」です。酸味と苺の繊維感があり、薄くスライスしてあるので噛まずに溶けていきます。
観光地とかで食べるやつは若干苺の味が弱かったりして、水っぽい印象でしたが、これは全然違います。濃いです。

せっかく良い苺が手に入ったので、シンプルに練乳をかけて提供し、その練乳も苺スライスに合うように独自開発した物なら面白いぞ。と創作意欲が膨らんでいきました。
そもそも普段よく目にする練乳は赤いチューブのヤツで、あれ以外の練乳を食べたことが無く、練乳ってどうやって作るの?から始まりました。

飲食店あるあるですが、乳製品を加工するのは結構難しいです。保健所の許可的な意味も含めて。
色々と考えても進め方が分からないので、専門家に頼ることにしました。

以前町おこし企画でお世話になった、THE MILK SHOPの棚橋社長に相談し、「食品ロス対策として苺使いたいから、練乳を作って欲しい」と丸投げしました。
「練乳の販売はしておらず基本的に出来ないが、過去に試しで作ったレシピがあるのでやってみます!」と 信じられないようなポジティブスタイルでご回答を頂き、ミスベティーとザ・ミルクショップさんとのコラボ企画が進むことになりました。

すぐに数種類のサンプルをご用意頂き、練乳のとろみや甘さの程度などを協議していき、一番おいしいと感じるレシピを作り上げていきました。

そうして出来上がった練乳ですが、練乳の常識が変わるほどおいしいです。
トロっとして、スッと消えます。

苺スライスにかけると、苺の酸味と練乳の甘みがマッチして、おいしいと感じた頃には、苺と一緒に練乳がスッと消えています。
さっぱりとした後味で、次々食べたくなります。

地元の質の良い苺とザ・ミルクショップさんの練乳があって、出来上がった究極の苺ミルク。
ザ・ミルクショップさんへのリスペクトを込めて、「THE ICHIGO MILK ザ・イチゴミルク」という商品名にしました。

ティカップに入れて食べるので結構小さめですが、苺100gも使用しているので、スーパーで購入する苺パック半分くらいの分量が入っています。
練乳も余るほどピッチャーに注ぎ入れています。

材料費を惜しみなく掛け、おいしさを追求した結果、880円税込という強気の価格設定になってしまいました。
食べて貰えると満足頂けると思います。

25日(土)から販売開始します。
ぜひご賞味下さい。
※練乳を手作りでご用意してもらっていますので、練乳の在庫が無くなり次第終了です。