69枚目 宮地こども食堂について part3

みなさんこんにちは!

ミスベティー代表の白川です。

今回はコラム50枚目でもご紹介した宮地こども食堂についてお話したいと思います。

50枚目の時点で5月末に第2回目の子ども食堂実施と記載があります。
あまり記憶ありませんが、どうやら今年の4月末から始めたようです。

毎月1回 第3土曜日を目安に開催をしており、気が付けば先日の10月29日(土)の開催で7回目を迎えていました。

私個人やミスベティーが主催している訳ではなく、池田町宮地地区の渡辺さんご夫妻が中心となり、30代の子育て世代の方が毎月工夫を凝らして、継続開催をしてくださっています。

私は何をやっているかというと、フードバンク岐阜さんからお菓子などの物資を受け取ったり、ミスベティーの廃棄食材などを持って行ったりしています。

子ども食堂は「ごはんを食べる場所」という古い貧困支援のイメージを払拭するため、業務用かき氷を削ったり、焼き芋をやったり、綱引きをしたり、手品を披露したり。
子ども食堂が、地域コミュニティの中心となり、子ども達が学び成長する場になることを願い、色々な刺激を提供することに徹しています。

来月は五平餅を大量に頂いたので、五平餅をお店屋さんみたいに焼いて、ご馳走しようと思います。

物価高騰やエネルギー価格の高騰で、普通の家庭が普通に困難を迎える状況になっています。政府も対策に乗り出し、我々のような団体に補助金や物資を出すように動いています。
ここに来て大企業からの物資が本当にたくさん届き、多くの家庭に潤沢な物資を提供することが出来ています。

しかし、たくさんの物資を受け入れ、それをたくさんの家庭にお届けする経費 主に人件費やガソリン代、倉庫の場所代や電気代です。
この経費が今まで以上に重くのしかかっています。
補助金をもらっているのなら、それで賄えるではないか。と何も知らない人は無責任に言うと思います。

補助金は申請・認可式です。 これには実績報告書の提出も必要で、100万円の補助を取るのに、専門家に依頼すれば30万円以上かかるような業務量です。
しかも、ガソリン代などの実費のみ補助で、電気代などの根本的な活動資金の補助はありません。

めちゃくちゃ分かりやすくいうと、補助金の使い勝手が悪く 労力が異常にかかる状態です。 
しかも根本的な改善にならない。無いよりあった方がマシだから申請するというのが現状です。

県や基礎的自治体レベルの補助だと使い勝手の良い物があったりします。
これは各自治体の議員さんなどが頑張って下さり、予算を設けているそうです。

10月29日にも、池田町議員さんや県会議員さんが視察に訪れてくれました。

社会がフードバンクの支援やこども食堂の支援に乗り出している感覚があります。
こども食堂は貧困支援ではなく、地域コミュニティの形成が主な役割であり、昔でいうところの町内会の子供会がすごい盛んなイメージです。
地域コミュニティが活性化されると、困難を抱える家庭を住民間で支え合う仕組みが自然と形成されるなど、良いことがたくさん起こります。

具体的には、
例1:中学校入学の学用品一式で15万くらいかかるが、そんなに捻出できない。→こども食堂で知り合った、学年が上のご家庭に相談したら色々と貰うことができ、本当に必要な物だけで済んだ。

例2:スマホのアップデートの仕方などが分からない。若い子がいるから聞いてみよう。

などなど、地域の人たちが楽しそうに集まっている場所があると、自分一人では解決できない問題もさくっと解決することが出来るかもしれません。

私が知る限り、池田町では宮地こども食堂 1件のみ 大野町では不定期開催のお弁当配布が1件のみ 揖斐川町は把握できず 神戸町は1件のみ 大垣市は連絡協議会が形成され6件
その他にもたくさんのこども食堂が西濃地区にはあります。

こども食堂のお手伝いを通じて、社会研究を趣味でやっていますが、こども食堂の規模とエリアの限界についてなんとなく分かったことがあります。
ちょっと専門的な話で長くなので、次回のコラムで書いていきたいと思います。