144枚目 夏季の苺について

みなさんこんにちは。
ミスベティー代表の白川です。

昨日のクレープ感謝祭は、告知が足らず、一部の方にしか情報が伝わりませんでしたが、それでもクレープを求めて、多くの方にご来店いただきました。
暑い中わざわざお越し下さりありがとうございました。

クレープ感謝祭の裏で、緊急の連絡が入ってきました。
「夏秋苺が採れなくなり、今期終了のお知らせ」
ミスベティーでは、長野県安曇野市の契約農家さんから、夏に採れる苺を送って頂いています。
詳しくは、コラム7枚目をご覧ください。
例年6月頃から採れ始め12上旬まで続くのですが、今年の異常な暑さの影響で、高原の寒冷な気温にならず、平地で作るのと変わらない状況になってしまったようです。
そのため、害虫が悪さをして、苺の実が成らない状況に追い込まれています。

今期は少ないとは聞いていたのですが、ついに出せる実が無くなってしまったと聞いて頭が真っ白になりました。
本来は岐阜エリアだと12月中旬から5月末までが苺の時期で、それ以外の月に生苺を提供するとなると、輸入苺に頼るしかありません。
年中通しで国産の生苺を提供できるのがミスベティーの強みでしたが、今年は9月中旬で生苺商品の提供が終了になりそうです。

安曇野の苺農家さんのほとんどがやられているらしく、農家さんたちの間では、安曇野で苺を作ることを諦めるしかないのではないか?という意見も上がっているそうです。
さらに高所または寒冷地であれば、影響が少ないようです。
苺栽培を諦める。またはより寒冷地に移動する。どちらにしろ、安曇野の苺農家さんは大きな決断をしなければいけない状況に追い込まれています。

そして、その影響が消費者である我々にも直接的に現れています。

サプライチェーンの話が一時話題になりましたが、少しそれを思い出しました。

9月中旬くらいから気温が下がり、害虫の活動が減少すれば一月後には多少、苺が成る可能性があるとのことです。
もしかすると10月後半から復活出来るかもしれませんが、基本的には大野町産苺が出てくるまで、苺商品の提供は困難になると思います。

この安曇野の件を農業に詳しい方に相談したら、日本全国で似たような状況になっていると教えて頂きました。
今の米不足の件も、昨年の天候が影響していると言いますし、普段当たり前に口にしている農作物のありがたみを痛感します。