8枚目 かき氷について
みなさんこんにちは!
今回は「かき氷」について書いていきたいと思います。
今でこそ「かきごーらー」というワードまで登場するほど、市場に受け入れられている「かき氷」ですが、
ミスベティー本店がオープンした2011年7月当初では、フワフワのかき氷を提供するお店はまだまだ少数派でした。
その当時、製氷機の氷を入れて作るガリガリのかき氷が作業効率も良く、安く提供できるので人気でした。
クーポン雑誌なども人気だったので、デフレ型消費が先行していた時代だったのかなって思っています。
そんな時代背景の中、ミスベティーでは2006年頃からずっとフワフワのかき氷を提供しています。
割と歴史がありますよね。
ミスベティーのかき氷のこだわりポイントは5つです。(かきごーらーなら①②はご存じかな)
①氷の温度
氷が冷たすぎると固くてフワフワの氷が削れません、調温して適切な温度帯にして削ることがポイントです。たまに連続で注文入ると、段々柔らかい氷になってきて焦ったりします。
②かき氷マシンのカンナの刃を研いでおく
かき氷専門店とかだと当たり前だと思いますが、氷を削る刃の部分を研ぐことがフワフワのポイントです。試したことない方いたら一度やってみてください。全然違いますよ。
③シロップにこだわる
かき氷シロップって業務スーパーなどでもたくさん種類があるのですが、地方のドリンクメーカーが出している希釈用のドリンクをかき氷に使用してもおいしいです。
希釈用ドリンクをシロップ対象とすると本当にたくさんの種類があって、お店がどのメーカーのどの味を選ぶかというのは、こだわりポイントになります。
④美濃焼の器
今年から器を新しい物に替えたのですが、ガラスの器に美濃焼のお皿を合わせています。 和に偏りすぎないカフェ風のお皿を選びました。
なんでも美濃焼の廃材を集めて固めた、リサイクル食器メーカーさんの物だそうです。(デザイナーに選んでもらったのでザックリ情報ですいません)
⑤昔ながらのシンプルなデザインを大切に
これは完全にミスベティースタイルだと思うのですが、昔から提供しているので 流行の映えるかき氷の提供をしていません。 普通に食べてボリュームが丁度よく、おいしい物を提供しています。
夏は家族でふわふわかき氷が食べたいという需要が満たせれば、ミスベティーとして正解だと考えています。
ミスベティーのかき氷は、それなりの歴史とちょっとしたこだわりがあることをご説明しました。
ここからは、ミスベティーがおすすめする、かき氷メニューをご紹介します。
①ブルーヘブン 880円(税込)
映画「ブルーヘブンを君に」にも登場する青いバラをイメージしたかき氷です。
ブルーヘブンという商品名を名乗ること自体、権利者である河本バラ園さんの許可が必要です。(もちろん許可をもらっています)
青いハーブシロップに大野町産の可食バラの花びらを散りばめた、特別なかき氷です。
お好みでレモンシロップをかけるとハーブとバラの香りにレモンの風味が合わさってより一層おいしくなります。
ただいま映画が放映中ということもあり、一押しのメニューです。
②柿氷(かきこおり)935円(税込)
ミスベティーのかき氷と言ったら、大野太鼓判認定商品である「柿氷」です。
夏に食べられる地元名産品をコンセプトに開発をし、揖斐郡産の富有柿のピューレをベースに、老舗氷問屋さんが作るみぞれ蜜を合わせて、市田柿のミンチや徳之島産の黒蜜など最高級の食材を混ぜ合わせていきます。
柿羊羹のような甘い味わいが特徴ですが、氷砂糖100%で作るみぞれ蜜をベースにしている為、雑味が無く、柿本来の素材の味が味わえます。
③おおの生いちご 880円(税込)
今年から始めた新商品です。
大野町にハウスを構える、「ととりべファームさん」の冷凍苺を使用し、かき氷用のピューレを作りました。
おいしいブランド苺で有名なととりべファームさんの苺を使用しているだけあって、ピューレがめちゃくちゃおいしいです。
普通に煮て、灰汁を丁寧に取り除いているだけなのですが完成した味わいになりました。
ピューレに練乳もかけるのですが、生苺の酸味と練乳がマッチして危険なおいしさです。
④ロイヤルミルクティー 750円(税込)
2006年頃にはすでにメニューに合った、ミスベティーの歴史と共にある人気メニューです。
紅茶の苦みは無く、お子様でもおいしく食べて頂けると思います。
地産地消メニューなど、色々食べて最終的にロイヤルミルクティーに落ち着くと思います。
そのほかにも、おすすめしたいかき氷があるのですが、今回は4つご紹介しました。
お店のかき氷メニュー表は、お知らせページに掲載してありますのでご覧ください。
最後に、私自身がかき氷について思うことを書きたいと思います。
たくさんのかき氷専門店などが出来て、信じられないくらい見た目も綺麗でおいしいかき氷がたくさん世の中に生まれています。
そんな中でも岐阜の赤鰐さんが最強だと思っています。
どう頑張っても味で勝てる気がしません。
だからミスベティーでは、かき氷が持つ「わくわくする魅力×地産地消」を大切にして、地域の皆さんや観光客の方が楽しんでもらえる物を作りたいと考えています。
決して他の専門店と味や見た目で勝負をしている訳ではなく。なんだったら敗北宣言を出していることをご留意頂き、ミスベティーに来ていただけたら嬉しいです。
次回は、夏休みミスベティー体験教室について書いていきたいと思います。