35枚目 田舎のコロナ禍について
みなさんこんにちは。
ミスベティー代表の白川です。
コロナの感染状況が一気に悪化して、岐阜県もまん延防止の対象になってしまいましたね。
年末年始の浮かれた気分が一転し、寒さも相まって いろんな意味で冷え込んできました。
先日の土曜日18時すぐに道路を走っていたら、ほとんど車が通っておらず、飲食店にもお客さんがいませんでした。
みんな夜出かけることを警戒しているのか、20時には閉店してしまうので、営業しているか不安なのでそもそも行かないのか・・・
夜がピークの飲食店だと、協力金だけでは足りないところも多いと思います。
ごく一部の夫婦でやられているお店などは協力金の方が売り上げがある所もあるとは思いますが、ラーメン屋さんなどは従業員も多いし、回転率が大事ですので、集客が無いとそもそも回転しませんよね。
協力金だけでは、固定費分くらいにしかならないところも多いと思います。
オーナーさんの生活費や会社を維持するお金などは、融資を受けて耐え忍ぶか、蓄えを切り崩すしかないですね。
ミスベティーは協力金などを貰える営業時間ではないため、コロナ禍に入って頂いたお金は、喫茶スペースを休業させる協力金と持続化給付金だけです。
ニュースなどで飲食店への協力金というニュースを見聞きする度に、我々は飲食店ではないのか。というモヤっとした気持ちになります。
経済全体が止まっているのに、会社運営は自己責任で社長の責任になります。
従業員の生活、会社を守るために、この2年間どのように会社の在り方を模索してきたのかで、ここから1年間、残る会社と淘汰される会社に分かれると思います。
事業再構築の補助金など、アフターコロナを見据えた補助金などがたくさん出て、コロナ禍でも収益を上げられるようにしていなかった会社が悪いと、偉い人達はいうと思います。
しかし、地域に根付いた活動をしているお店などは、その地域との繋がりが無ければ売り上げを立てることが難しいです。
例えば、地域のお祭りや、子供会 地域の人が集まる喫茶文化など 地域住民と共にお店を作ってきた文化があります。
コロナ禍で「飲食店に行くことは悪いことだ。」という風に刷り込まれ、「なんとなく怖いからやめておこう。」という消極的な消費マインドを広められると
地域のお祭りや子供会は中止になり、地域の人が集まる喫茶店への来店頻度も減り、いずれ行かなくなっていきます。
長い年月をかけて、お店が築き上げてきた、地域住民との信頼関係を一気に破壊しておいて、補助金で別の稼ぎ方を作れていないお店側が悪いと言わんばかりの自己責任論。
誰もが補助金の申請用紙を書けるわけではないし、そもそもパソコンでの申請が前提だし、補助金も全額負担ではないので、結局多くのお金を使うことになるし。
地域との関わりが深いお店ほど、地域外に事業継続の糸口を見出すことは難しいと思います。
だからこそ、地域間での連携が大切だと考えています。
地域のお店間でお客様の流動性を高め、お互いの顧客を紹介しあったり、地域住民が意識的に地域のお店を利用する導線を作るなどが考えられます。
プレミアム商品券やクーポン券など、財政を圧迫させる施策だけではなく、住民の意識に訴求することが出来れば、地域経済を活性化させることが出来るのではないでしょうか?
まん延防止の措置が取られた以上、店舗に集客を促す施策などは打てないと、色々な支援策が休止になります。
しかし、昼間の飲食店は普通に営業しています。なんの保障もなく、お客様が来なければ売り上げが立たず、破綻です。
地域の人が地域のお店を利用する流れ程度はあっても良いと思いませんか?
さすがに、東京や愛知のお客様を地域に呼び込む施策などは、感染が収まるまで休止が妥当だと思いますが、地域経済が止まっていない以上、地域活性化策まで止める必要は無いように感じます。
行政が動いてくれるのを待っていると、感染者が0になるまで地域経済を活性化させる施策などは出てこないと思いますので、地元商工会などの繋がりで、民間の中から経済を動かす動きが出てくると良いなと思います。
今回は、恵方巻きワッフルについて書こうと思ったのですが、感染者急増からのコロナ怖い報道ばかりに嫌気が差したので、コロナ禍でもどのように地域経済を回していくのかについて考えてみました。
なんでも、何度でも怯えるばかりで、感染者が減れば一気に浮かれる風潮で。 自分たちが住んでいる地域くらいは、明るい未来を想像出来るように、将来に対して向き合っていたいですね。