62枚目 関ヶ原中学校での授業③

みなさんこんにちは!

ミスベティー代表の白川です。

9月入っても忙しい状況が続き、やはりコラム更新が遅れてしまいました。

例年の9月だと、絶望的なくらいなにをやっても売り上げが上がらず、コツコツ掃除をしたり、商品開発をやる月になっています。
しかし、今年は夏休みからの消費の勢いが残っており、月の半分過ぎようとしていますが、それなりに業務が回っています。
VISIT岐阜やプレミアム商品券の影響もあると思います。

さて、今回は関ヶ原中学校での授業を通じて開発した商品をいよいよお披露目したいと思います。

つい先日の9月9日に、生徒たちに試食をしてもらう時間を設けて頂きました。
その様子が新聞記事になり、すでにどんな商品なのかご存じの方もいらっしゃると思います。

①おいしさ分け目ワッフル

ワッフルで関ヶ原の合戦をイメージした素晴らしい作品です。
関ヶ原合戦関連のグッズでは、東軍は赤 西軍は青 でイメージカラーが分かれており、その規則に則り、東軍の赤には苺を 西軍の青にはブルーベリーを使用しています。
両軍の境目をキウイフルーツを山に見立てて表現している点が秀逸です。

10月の合戦祭りでは、生の果物が無いため、ジャムなどを使用して関ケ原産食材をPRします。

東軍 
苺ジャムは、関ケ原の有名な苺ファーム、苺福(いちふく)さんの苺ジャムを使用します。
生苺部分は、関ケ原町出身の夏秋苺農家の清水さんの物を使用。

西軍
関ケ原産の冷凍ブルーベリーとジャムを使用します。
有志の方が数人でブルーベリーを作っていらっしゃるのですが、とても品質が良く、ブルーベリーの自然な甘さが感じられます。

②もちっと甘い あらふしぎ♡ いちごミニクレープ ~お茶の風味を添えて~

冗談のような商品名ですが、中日新聞にこのまま掲載されました。
手焼きのクレープ生地に抹茶粉末を混ぜて焼き上げ、苺福さんの苺ジャムを混ぜ合わせたホイップクリームと生苺、ワッフル生地をトッピング。
最大の特徴はクレープ生地のもっちりとした食感にぎゅうひの食感を掛け合わせ、より一層もっちりとしたおいしさを表現したことだと思います。
食べた時の味のイメージをしっかりと想定してトッピング内容を決めてあった点が商品化されたポイントです。
クレープの中に入れるぎゅうひは、関ケ原町で唯一の和菓子屋「松野屋」さんのぎゅうひを使用しています。
わざわざクレープに合うように、少し柔らかくなるようにぎゅうひを作って下さいました。
ちなみに、ぎゅうひに使用されている、もち米は関ケ原町で生産された「ふわりもち」という品種のもち米を使用しています。


③春夏秋冬 伊吹山ワッフル

生徒の中で唯一、伊吹山にフォーカスした商品。オリジナリティ溢れるアイディアが満載で即採用でした。
季節の食材を使って、伊吹山に訪れる「季節」を表現しています。
春:苺 夏:抹茶 秋:栗  冬の雪を表す、クリームディップ案や粉糖をまぶす案があったのですが、冷凍販売やパッケージの関係上断念。
冷えると固まるパリパリとした食感のチョコレートソースを使って、伊吹山ドライブウェイを再現している点が素晴らしいと思います。
試食段階では、ミスベティースタッフの中で一番人気がこの商品です。

④苺抹茶ワッフル(いちまっちゃワッフル)

ラフ案では商品名が書いてなかったので、生徒から募集しました。
地域研究の中で、和の材料を上げる生徒が圧倒的に多かったです。
松野屋さんの印象が強く、お抹茶や栗など和の食材が豊富にあることが考えられます。
また、関ケ原町の小学生は、苺福ファームさんに見学に行くことから、「苺福の牧田さんの苺」というワードが絶対に出てきます。
それらを組み合わせた商品がこの「苺抹茶ワッフル」
苺と抹茶ホイップの相性が良く、食べ進めると、中から松野屋さんの栗きんとん餡と粒餡が出てきます。
最後にゴロっとした白玉が入っており、食感の変化が楽しめます。
合戦祭りの頃は、生苺部分は夏秋苺となっています。

 

最後に先日掲載された中日新聞の紙面をご紹介します。

写真に写っている生徒たちはまだ中学校1年生ですが、新聞記者さんの質問に自分の言葉で返していて、先生や私のフォローは必要ありませんでした。
とても頼もしい姿が見れて、私も目元が緩みっぱなしでした。
ウチの長男と同世代のため、どうしても重ねて見てしまい、親心がちょいちょい出てきます。

以上が今回開発した4つの商品です。
今後の授業では、合戦祭りでの販売に向けて、生徒たちと販促物の作成や接客研修などを進めていきます。