63枚目 エアコン工事と電気代の話

みなさんこんにちは!

今回は、21日の臨時休業の時に実施したエアコン工事についてお話したいと思います。

ここ最近、色々な活動報告のコラム記事が多かったのですが、日常の出来事を書いていく方が筆が進みます。

そもそも、夏が終わったタイミングでなぜエアコン工事を実施したのかをご説明します。

事の発端は電気料金の見直しでした。

戦争と円安の影響でびっくりするくらい電気料金が上がっています。おそらくみなさんの一般家庭の電気代も2割から3割ほど上がっていると思います。
従量課金部分の変更は無いのですが、電力調達調整費なる項目が上がっており、1kWhあたり、3円~4円ほどの値上がりになっています。

ミスベティーでは、ガスを使わず、電気での調理を実施しているのですが、大体一月あたり25万円ほどの電気代がかかっています。
これが夏場になり、一気に30万円を超えてきました。
さすがにこれ以上価格が上がり続けると商売どころではないので、電気料金を抑える方法を徹底的に調べ、対策を講じました。
結局、一番の対策というのが「古い業務用機器の見直し」でした。
ミスベティーの厨房機器は、ほとんどが20年以上前の物で、2か月ごとの大掃除でフィルター掃除などのメンテナンスを実施しているため、悪くなってはいませんが、20年前の機器と今の最新型の機器を比べると電気代が全然違うようです。
例えば、業務量コールドテーブルの場合、一台あたり4000~5000円も電気代が変わってくるそうです。 最新型だと一月あたり800円程度の電気代で済むようです。

色々と調べた結果、おそらく電気を一番消費し、電気効率が悪く、通常よりもだいぶ多めに電気を使用している物が厨房のエアコンでした。
2003年製のオフィス用で3馬力の物を使用していました。
自分たちで掃除できる範囲はメンテナンスしていましたが、エアコンというのは、ドレンパンという部品と室外機を掃除しないと本当の意味で綺麗になりません。
ドレンパンと室外機の掃除はあまり古いタイプのエアコンだと実施しないのが一般的です。なぜなら、分解を伴う作業のため、パーツが壊れた場合に、機種が古すぎて、替えのパーツが無いからです。
ドレンパンの掃除は大体3~5年に一度実施すると良いみたいです。

ドレンパンの掃除が出来ず、室外機も掃除が困難だったため、電気効率の良い最新型のエアコンに買い替えました。

どれだけ電気料金が下がるのか少し楽しみではあるのですが、ピーク時の夏場を想定すると月1万円程度、電気料金が変わる試算になっています。

 

厨房のエアコン取り付けと一緒に、客席側の2台のエアコンもドレンパンの分解洗浄を実施しました。
見た目綺麗で頻繁にフィルター掃除をやっていましたが、エアコン内部はやはりすごいことになっていました。
丁度、エアコンを取り付けて5年目なので、実施時期としては丁度良かったと思います。

空気清浄機のような清らかな空気がエアコンから放出され、とても良い感じになりました。

ちなみにメーカーはすべてダイキンです。ダイキンの業務用エアコンは空気を吸い込み、エアコン内で綺麗にしてから放出しているため、簡単な空気清浄機能があるそうです。

エアコン内のカビの臭いは夏場よりも暖房をつける冬場に目立つため、エアコンの掃除時期としては今がベストタイミングです。
しかし、エアコンの分解洗浄は一台5万円程度かかります。
次回からは自分で分解洗浄できないものかと作業見ていましたが、あれは5万円出してでもやってもらった方が楽だと感じました。

洗浄後は少ない風量設定で空調を整えることが出来るため、節電にも繋がります。

やはり正しいメンテナンスの知識と機器類が古くなりすぎないように、定期的なリース契約の実施が不可欠だと感じました。
もし厨房内に20年以上前のエアコンやコールドテーブルをお持ちの事業者さんがいらしたら、すぐに買い替えることをお勧めします。
節約した電気代分でリース代がほとんど賄えます。

電気代の見直しでは、他にも電気容量契約の見直しも大切です。
よくわからず、とりあえず大きい容量で契約している場合は、電気の基本使用料の部分がもったいないことになっているかも知れません。

色々と見直して月4万円程度の削減が出来ました。

原材料の値上げのニュースばかり取り上げられますが、一番値上げ幅が大きいのは、電気・ガソリン・ガス代だと思います。
それらにつられて、結果的に原材料が上がっている感覚もあります。

事業継続のために、出来ることはなんでも実施して、この難局を乗り越えていきたいと思います。