85枚目 日本経済新聞に掲載されました
みなさんこんにちは。
ミスベティー代表の白川です。
コラム記事を書き貯めて、自動更新設定をしたつもりが、うまく出来ず、しばらく更新が空いてしまいました。
この間、色々な出来事があり、コラムで紹介したい内容がたくさんあります。
まずは、3月18日の日本経済新聞 朝刊 NKKEI+1に掲載された「ミスベティーの柿商品」について
昨年の12月頃に、記者さんからお店に連絡が来て、西濃地区の柿商品について調べているとお話しを頂きました。
紙面にも書いてありましたが、私は開口一番
「確かに柿とバラが大野町の名産になっているが、それは産業的な話であり、お土産などで人気な物ではない。」
「特に洋菓子で言えば、苺と柿商品の2種類が並んでいたら、観光客で無い限り、苺を選ぶはず」
「そもそも地元の人は柿が特別な物ではないので、日常的に売れる商品になっていない」
「そのありふれた、柿を一般の消費活動の中で、商品選択に選んでもらえるように開発した商品が、柿ろまんと大野アイスワッフルなのです」
西濃地区の柿文化とその商品を意気揚々と調べようとされていた、記者さんにとって、強烈なワードの数々が飛び出したのが面白かったらしく、後日正式に取材の依頼が入りました。
記者さんは大阪在中ということで、どうやったら大野町に行けるか?と尋ねられました。
電車が通っていないので、電車で最寄り駅まで行ったとしても、そこから徒歩かタクシーまたはバス。 但し、タクシーも呼ばないと来ないと思うので、ハードル高め。徒歩だと1時間以上かかる。
名古屋駅からパレットピア大野まで直通の西美濃ライナーがあるので、それが一番便利だとお伝えしました。
こういう時に、観光拠点のありがたみを感じますね。
結局、他の取材もあるので、レンタカーを利用されてご来店。
これも近くに高速道路があるので、分かりやすかったそうです。
記者さんお一人で取材の旅をされているそうで、日本各地を飛び回り、風情ある記事を書かれているそうです。
とても見識が深く、お互い話が尽きず、取材の内容が進んでいないことに一番最後になって気が付くほどでした。
柿商品の原料となる、柿のピューレや干し柿のミンチを試食頂き、そこから加工した柿餡や柿ホイップを食べて頂き、さらに製品としての柿ろまん、大野アイスワッフルへと進んでいきました。
柿をスイーツにすることの難しさ、香りの弱さ、青臭さをどのように改善してきたかを説明しながら、召し上がって頂き、納得されていました。
とても美味しかったようで、気に入られて、自宅へ通販依頼を頂きました。
記者さんとのお話の中で、今井敬潤先生の話題があがりました。
墨俣のお寺の住職をされている、今井先生は植物学者でもあり、柿の歴史と活用方法、さらに民族史にまで発展させて柿の本を書かれている方だそうです。
その近くで、子ども食堂のお手伝いをしたことがあったので、場所もはっきりと分かるお寺です。
身近にそんなすごい方がいたとは知らず、大変勉強になりました。
記者さんは、ミスベティーの取材を終えたあと、今井先生を訪ねると言っていました。
今回の日経新聞取材の一連の出来事は、柿の魅力や可能性、西濃地区外から見た商品の魅力について気づかされる出来事になりました。
特に、加工された柿のピューレを活用するだけの安易な自身の考えを改めるきっかけとなった、今井先生の存在を知ることが大きかったです。
一つの物を突き詰めて、それを地域の魅力として形にしていくことも可能ではないのか。 まだ研究が浅く、魅力を活かしきれていないだけでなないのか。
そんな風に思うようになりました。
後日、今井先生自身がミスベティーへご来店頂き、柿ろまんを食べて行かれました。
アマゾンに今井先生の著書が購入できるようなので、紹介します。
コチラから