109枚目 10月21、22日開催 フードバンクマーケットについて
みなさんこんにちは。
ミスベティー代表の白川です。
今回は、今年の5月頃から企画を進めていた、フードバンクマーケットについてお話していきたいと思います。
まずは、チラシをご覧ください。
開催日時:10月21日 22日 9時~15時
場所:パレットピア大野
このイベントは、私自身がNPOフードバンクぎふの運営実態を知った上で、自分になにが出来るかを考え、
ワッフル屋としての立場と自分の特技を活かして企画しました。
主催・企画=白川三郎 となっています。
主催「NPOフードバンクぎふ」とする所なのですが、貧困支援活動をするNPOが所謂マルシェを企画して、デザインされたチラシを配布して集客を募ることに違和感を覚える人もいるだろう。という意見が出て、すべての責任を私一人で背負う形で企画を進めていきました。
実際、表面的な知識と一般論で、貧困支援を行う団体を批判する意見も多く、そのあたりは慎重に進めていく必要がありました。
フードバンク活動の実情と人員・資金不足の現状を知って頂き、協力したいと思ってくれた、私の個人的な知り合いのみを募って、イベント企画をしました。
場所の選定は、夏休みワッフル体験教室でお世話になっている、パレットピア大野と決めていました。
せっかく、地元で開催するなら、多くの人に普段見えない世界を感じてもらおうと思い、「障がい者就労支援のもみじの里」さんにも声をかけ、利用者さんが普段されているお仕事を、パレットピア大野に来た親子に体験して頂き、障がい者就労についても理解を深めてもらおうと考えました。
イベント企画をする上で、一番大切にしたことは、商業的になり過ぎず、お客さんとお店側という対極の立場にさせず、同じ地域の仲間が同じ場所に集い、地域の課題や面白い出来事について、一緒に体験する。
そんな、対話型のイベントになるように導線作りや、チラシの構成などを考えました。
行政や大企業が用意してくれた、にぎやかで楽しいイベントではないと思いますが、主体的に参加する住民同士が関わることで、本当の意味での自由な空間になり、大野町にとって重要な意味を持つのではないかと考えています。
その自由な空間を作る上で欠かせないのが、子ども達の参加です。
将来を担う地元の小中学生がイベントに主体的に参加することで、社会課題を知るきっかけとなり、早い段階で地域で活動しているユニークな大人たちと関わる機会が生まれます。
そのような想いがあったため、保育園・幼稚園への配布はもちろんの事、大野町内の小学校・中学校へのチラシ配布を依頼しました。
普段から保育園・幼稚園へのチラシ配布はお願いしているため、スムーズに行きましたが、小学校・中学校となると話は別です。
教育機関への配布となると一気にハードルが上がり、配布するチラシは教育委員会が精査して、配布に適しているかを判断する必要があります。
今回のイベントは、会社を経営する私個人が企画していますので、結果としては、配布に適していない 商業的なチラシとみなされました。
私も逆の立場であれば、同じ判断を下すと思います。
先述したように、NPOフードバンクぎふが主催であれば、スムーズだったかも知れませんが、貧困支援活動の難しい所で、そうもいかず 大野町教育委員会からの協力は得られませんでした。
しかし、個人的に色々と繋がりがありますので、各学校の校長先生に直談判して、配布の了承が得られないか?と考え、役場の担当部署の方にご相談したところ、かなり骨を折ってくださり、なんとか了承を得ることが出来ました。
そこから、大野町内 2中学校 6小学校の校長先生へ執念の電話攻撃を開始しました。
対応して下さった、先生方本当にありがとうございました。
まだ1校だけ確認が取れていませんが、すべての学校で、教育委員会がNOといったチラシを、なんらかの形で生徒に配布・掲示して下さることになりました。
私がPTA活動に積極的で大野町生まれ、大野町育ちならもっとスムーズに進んだのかもしれませんが、商売人からのアプローチをギリギリの判断で受けて下さった、町内の多くの方に感謝です。
このフードバンクマーケットを通じて、フードバンクぎふの活動資金が少しでも潤うことが一番の目的ではありますが、マーケットを通じて、大野町でも住民主体で面白い企画が出来るのではないか?と少しでも思ってくれる人が出てくれば良いなと考えています。
あわよくば、これがきっかけで大野町地域もりあげ隊みたいな物が出来ても面白いかもしれません。
社会問題や、地域振興に興味がある、中学生から社会人の方で、フードバンクマーケットに興味がある方、お問い合わせフォームからご連絡頂けると嬉しいです。
中1の長男に中学生のボランティアグループを作って欲しいとお願いしたところ、「みんな部活だから無理だって」と言われました。
部活を優先して、家族の時間や地域との関わりが蔑ろになってよいのだろうか?となんだかモヤモヤしました。