110枚目 関ケ原中学校×ミスベティー2023

みなさんこんにちは。
ミスベティー代表の白川です。

実は今年も裏でコツコツと準備を進めてきた企画の中に
「関ケ原中学校×ミスベティー2023」があります。

何かというと、昨年実施させて頂いた、地域研究の授業と商品開発事業を掛け合わせた活動を今年も進めていました。
諸事情により、商品開発までは出来ませんでしたが、関ケ原中学校1年生のみんなに、販売実習を通して、地域の方と触れ合い、地域社会の一員であることを自覚してもらえるような時間を作りたいと考えています。

本音を言えば、今年はミスベティー以外のお店さんとコラボするなりして、関ケ原町で営業されているお店と地元中学校が繋がる機会が作れたら良かったのですが、時間もマンパワーも足りず、昨年と同じスタイルを取る結果となりました。
余談になりますが、私も長男が中1になり、先生方の働き方を見ていますが、客観的に見ても業務量が多すぎますね。
あと学校が朝7時くらいから開いていますので、先生方の家を出る時間は自然と6時くらいになるという、長い拘束時間が発生しています。
また、田舎の学校は生徒数が少ないからと 教員の数が少ないのですが、150人の生徒に対して、先生が20人もいない状況だと、一人先生が病気をしたりすると、他の先生がカバーする要素が多くなり、結果として、みんな疲弊していく状況にあります。
まるで、中小零細企業の中間管理職のような働き方をされている先生方には、いつも頭が下がります。 お疲れ様です。

そんなギリギリの環境下におかれている先生方と連携して、本格的な地域研究の授業を進めようというのは、学校としても覚悟がいる案件だと思います。
理想の教育方針と現実的なリソースの配分、その中で目の前の生徒たちにできる限りのことをしてあげたいと先生方は本気で考えてくれています。

私もそんな先生方の負担を少しでも減らし、短い授業のコマ数の中で最大限の学びが得られるように、スライドを用意したり、授業の進行がスムーズにいくように、事前に先生方と連絡を取ったりと、普通に授業の準備をしています。

せっかくなので、どんな授業をしているかをご紹介。
スライドをアップ出来ればよかったのですが、このホームページのシステムでは難しいので、テキストでご容赦下さい。

step1「地域研究を通じて関ケ原の魅力をみんなで共有し合い、将来の関ケ原の姿を想像する」

step2「関ケ原の魅力 課題 住民意識を勉強した上で、ワッフル・クレープを通じた地産地消の商品開発を進める」

step3「開発した商品を身近な場所で販売することで、自分たちの商品が将来的にどのように地域に根付いていくのかを長期的に研究する」

大まかに3つのステップで授業を進める構成となっています。

step1では、小学校からの積み重ねてきた知識と自分たちの経験上にある関ヶ原を共有して、町の今を知り、魅力を見つけて、将来を想像します。
やり方は、小グループに分けれて、白地図とブレインストーミングを活用して、自由に意見を出し合っていく感じです。

step2では、1で見つけた魅力や将来を考えると出てくる課題などを、地域で先行して取り組んでいる方や、地域で継続して事業を営んでいる方と繋がることで、住民目線の地産地消商品が出来るのではないか?
という取り組みになります。

step3では、実際に開発した商品が自分たちの生活圏で販売されることで、地域にどのようなインパクトを与え、中学生でも地域を変えられる実感を得てもらうステップになります。
お祭りだけではなく、地元のお店や道の駅などで継続販売していくことが理想です。まず取り掛かりで伊吹山ドライブウェイに商品を置かせてもらっています。

今年は、時間が無いので、step1&2は昨年の活動を共有して、スライドを活用したプレゼンで生徒たちに考える眼を持ってもらうことにしました。

step3の販売実習は昨年同様、10月14日 15日の関ヶ原合戦まつりです。
生徒たちが一生懸命準備していますので、お時間ある方はぜひ会場にお越し下さい。
場所は役場東側の商工会ブースあたりになると思います。